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おばあちゃんの伝言

ある朝、起きてきた夫が言うのです。「ひさしぶりにおばあちゃんの夢を見た」って。
夫の祖父母は4人とも、夫がまだ子どものうちに亡くなったそうで、わたしは会ったことがありません。夢に出てきたのは、夫の母方のおばあちゃん。若い頃はマドンナと呼ばれた美人さんだったとか、歌舞伎揚げが好きだったとか、庭に来る猫に餌をあげていたとか聞いています。

夢の中で、夜、急に訪ねてきたおばあちゃんが「umiちゃんが夜寒い格好をしているからもっと着せなさい」と言ったそうです。そして「もう遅いから泊まっていけば」という夫に「それを言いに来ただけだから」とあっさり帰ってしまったそう。

そんな話を聞いた数日後、わたしは首の神経痛に見舞われました。昔から、熱が出たり、疲れ過ぎたり、肩が凝りすぎると出て来る痛み。夜中に痛くなって、動かなくても首から頭へ突き抜ける痛みに眠れなくて、痛み止めも効かず、次の日、近所の整体で鍼を打ってもらいました。神経痛が出たら短くても数日は続くのが常ですが、やはり鍼を打った後も、少し和らいだ程度。

その夜、お風呂に入って着替えるときに、ふと夫のおばあちゃんの話を思い出して、パジャマの下にもう一枚Tシャツを着てみました。夜中も授乳があるので、前開きパジャマに授乳用キャミソールと薄着だったわたし。実際、夜は冷えるし、添い乳しながら力尽きて胸を出したまま寝ちゃうこともしばしばで、首回りがひんやりしていました。授乳の邪魔にならないように薄手で深いVネックのシャツを着たのだけど、それだけでも思った以上にあたたかく、次の日には神経痛が治まっていました!

そういえば、夫と付き合い始めたばかりの頃、お墓参りに行った夫が「大切な人が出来たって、報告してきた」と照れながら言ってくれたことがあります。今思えば、あれはおばあちゃんへの報告だったんだなぁ。なんだか、会ったこともないけれど、夫とともにわたしやハム太のことも見守ってくれている人がいるんだなあと、あったかい気持ちになりました。おばあちゃん、ありがとう♪


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写真は撮れなかったのだけど、植物園を散歩中に、福寿草が咲いているのを見つけました。
初春に咲く花で、朔日草とも言うんですね。枯れた色の風景の中に顔を出した鮮やかな黄色はおひさまの色。春はすぐそこ……。







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by umitoramarine | 2017-02-05 00:26 | つぶやき | Comments(0)

アラフォーのわたしと夫と猫2匹の暮らしに、男児が一人加わりました(2016年11月)。おいしいもの、猫、本、アートと子育て日記。


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