シーグラスはたからもの seaglass8.exblog.jp

アラフォーのわたしと夫と猫2匹の暮らしに、男児が一人加わりました(2016年11月)。おいしいもの、猫、本、アートと子育て日記。


by umi
プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ:ねこばなし( 2 )

わたしが猫ボランティアをしている地域の歯医者さんへ行ったので、当番ではなかったのですが、オヤツを持って猫達に会いに行きました。そのとき出てきてくれた猫、パリちゃん。白い部分が全くない、本物の黒猫です。

f0370142_10413242.jpg


オヤツの鶏肉を食べたあと、尻尾を立ててわたしの脚に寄り添ってくれました。ちょっとした親愛の情を表す仕草ですが、うれしくて感動。というのも、何年も世話をしてきて、初めてのことだったんです。


f0370142_10413292.jpg


多くの外猫達はそれなりに警戒心が強く、誰にでも触らせるような子はあまりいません。あまりに人なつこいと逆にイタズラされたりと危険なので、警戒心は多少あったほうがいいのです。でも、さすがに、何年も世話をしている人には慣れてほしいなぁと思うことも。パリちゃんはこの地域の猫達の中でダントツに警戒心が強く、一番長く、毎日のようにお世話しているボラさん達にも触らせない子でした。わたしだってもう、何年になるか……。でも、ご飯のお皿を持って近づくたびに「シャーッ!!」と威嚇するような子だったんです。ほんの数ヶ月前まで。

パリちゃんは触らせてくれないうえに、グルーミングも下手なのか、抜け替わった毛の固まりが灰色になっていくつもぶらさがっている始末。さらに、人を避けて隅っこに隠れるせいか、蜘蛛の巣やら落ち葉やらがくっついて、はっきり言って汚い猫でした。「いつかパリちゃんにブラシがかけたい」と思いながら、シャーッと言われるたびに「こわくないよ。大丈夫だよ」と声をかけ続けてきました。

f0370142_10413224.jpg
そんなパリちゃんに変化が訪れたのは、昨年も暮れに近づいた日のことだったでしょうか。いつものように警戒しつつご飯を食べに来たものの、なんだか距離が近い。それで、そーっと背中を触ってみたんです。驚いて離れましたが、遠くまでは逃げず。

ボラさんに聞いたところ、体調を悪くしていたときに捕獲して病院へ連れて行ったとき、(逃げるといけないので)ケージに入れたまま獣医さんが身体検査をしていたのですが、そのうちゴロゴロ…と喉を鳴らす音が聴こえてきて、それ以来、ボラさん達も触れるようになったそうです。優しくしてくれる人に触られるのは気持ちいいって分かったんですね。

それでもやはり、警戒心が氷解する訳ではなくて、初めはご飯を食べている間に触らせてくれるだけだったのが、この日初めて自分から寄り添ってくれたのです。パリちゃんの背中は、前とは見違えるほどつやつや。ブラシや撫でられるのを受け入れるようになったからというのもありますが、一部の人に心を開いて触らせるようになったこと、リラックスできるようになったことがパリちゃんを健康にして、それが毛艶に出てきたのではないかという気がします。パリちゃん、よかった! 

ちょっとスピリチュアル的な話になるのですが、「人間に愛された動物は魂の位が上がっていつか人に生まれ変わることができる」と聞いたことがあります。本当かどうか、そもそも生まれ変わりなんてあるのかどうかわかりません。それに、人間に生まれることが動物に生まれるよりも良いことなのかわからない。ときどき、こっちが猫になりたいくらいだもの(笑)。でも、人に愛されて、愛することを知った動物ってちょっと幸せなんじゃないかと思います。全くの野生動物はそれはそれで素敵だけど、ここの猫達はせっかくお世話しているので、誰かが大切に想っていることを知ってくれるとうれしいのです。


猫になったハム太の絵を描きました。似てる!(自画自賛)

f0370142_10413398.jpg




[PR]
by umitoramarine | 2017-02-02 10:36 | ねこばなし | Comments(0)

地域猫の餌やり

月に1回ほどですが、地域猫の餌やりボランティアをしています。



f0370142_01133896.jpg


「野良猫の餌やり」と言うと、最近はよく槍玉に挙げられる迷惑行為のひとつ……ですが、わたしがボランティアをしている地域では、先人達の努力の結果、地域住民と行政にご理解頂いて餌やりをしています。ここの猫達は全て避妊・去勢済で、病気になれば病院へも連れて行きますし、餌も置き餌は一切せずに、食べ終わるまで側で待ち(でないとカラスが来るので…)、終わればきちんとお皿を洗って片付けをしています。雨の日も風の日も、お盆も正月もなく、毎日必ずご飯を与えています。なので、餌やりをするようになってから、周辺地域のゴミ漁りなどのトラブルは減ったそう。


f0370142_01133960.jpg

猫は全部で30匹ほどいますが、このエリアの中でも猫のテリトリーが分かれていて、わたしがボランティアに入るときに担当するのはうち20匹ほど。全ての猫が呼んですぐに出て来るわけではないので、探しまわったりもして、片付けまで終えるのに2〜3時間かかってしまいます。夏は蚊が多く、冬は寒くて、なかなか大変な仕事です。


f0370142_01133956.jpg

でも猫達はとっても可愛い!
基本ノラなので、誰にでも懐くわけではなくて、時間をかけて信頼してもらい、近くに寄れるようになった子ばかりです。猫によっては何年もかかってやっと触れるようになったり……。それでも病院へ連れて行くために捕獲することによって、時間をかけて築いた関係が水の泡になったりもするんですが(涙)。

f0370142_01134068.jpg


ここの猫達は多くが10歳近くになります。メインのボランティアの方達は高齢で、皆さんの願いは、ここのすべて猫達が幸せな生涯を閉じるまでボランティアを続けること。裏を返せば、「動けるうちに、全ての猫を看取りたい」ということです。平均寿命からいけば、わたしは猫達より先に死ぬ可能性は少ないでしょうが、人生なにが起こるかわかりません。

ここ数年、猫の頭数は少しずつですが着実に減ってきています。世話をしてきた猫とのお別れは辛く、いつもの顔ぶれが揃わなくなっていくのは悲しいものですが、やはり減って貰わなくては困るのです。最期まで世話をして見送れることは、喜びでもあります。

子どもの頃、動物が好きだから動物関係の仕事に就きたいと思っていましたが、実際は動物好きな人ほど動物関係の仕事は辛いことが多いものです。こうして損得の無いところで、微力ながら猫の世話が出来ることは、幸せなこと。ボランティアに入る日は、わたしの幸せな日なのです。














[PR]
by umitoramarine | 2016-08-16 01:11 | ねこばなし | Comments(0)