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アラフォーのわたしと夫と猫2匹の暮らしに、男児が一人加わりました(2016年11月)。おいしいもの、猫、本、アートと子育て日記。


by umi
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小さな積み重ね

タイミングによって、ジムではいくつかのクラスに参加する。
そのクラスの一つに、女優さんが来ている。わたしの世代以上の人なら、誰でも知っているような有名な人だ。

ひっそりと芸能人オーラをオフにして来られているので、他の人たちが気づいているのかはわからない。
都心で芸能人を見かけることはそう珍しくもないことだ。
道端で、スーパーで、レストランで、駅で、普通に見かけるし、多くの人は気づいても気づかなかったふりをする。
ただ、その女優さんは、わたしの憧れの人なのだ。
一回りほど年上で、物心ついたときからテレビで見ていた。
年齢を感じさせない、清楚できれいな人で、大人になってから余計憧れるようになった。
こんな風に歳を取れたらいいなあと。

なので、その人がジムのクラスにいると気づいたときは驚いた。
見てはいけないと思うけど、どうしても目が入ってしまう。
Tシャツから伸びる細い腕には傷一つなくて、すんなりしなやかな体型で、お人形みたい。
もう50代のはずだけど、知らない人が見たら、きっとわたしより若いと思うだろう・・・。

きっと、何十年も女優さんとして生きている彼女は、きれいな自分を保つために日々小さなことに気を遣ってるんだろうな。
わたしみたいに、チョコレートが美味しいからって食べ過ぎたりはしないし、乾燥した肌が痒いからって我慢できなくて爪を立てたりは絶対しないだろう。その積み重ねが、今のあの人なんだろうなと思った。

クラスの初めと終わりに、インストラクターさんに挨拶をするのだけど、みんながフニャッと「よろしくお願いしまーす」「ありがとうございましたー」と適当に頭を下げる中、その女優さんは細いけどしっかりした声を出し、きれいな姿勢で腰から頭を下げる。そういう面が見られて、とても素敵だと思った。

田舎で暮らす子どもだった頃、誰でもいいから芸能人を見てみたかった。
テレビの中にいる人に現実で会えたら、何かが変わる気がしたのかもしれない。
でも、芸能人だって普通の人だし、どれだけたくさん見ようが、握手してもらおうが、自分の何が変わるわけでもない。
憧れの人が同じジムのクラスにいたところで、やっぱり何も変わらない。

でも少しだけ、その女優さんの重ねてきただろう小さな努力を見習って、わたしも背筋を伸ばしていようと思ったし、挨拶はきちんとしようと思いました。






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# by umitoramarine | 2017-12-20 01:00 | つぶやき | Comments(2)

睡眠不足

このところ、なぜか寝つきが悪い。
未だに一晩に3〜4回はハム太に起こされるしので疲れていないはずはないし、日中はそれこそ「今、昼寝ができたなら」と考えること度々なのに、いざベッドに入ると頭が冴える。と言ってもシャープな冴えじゃなく、どうでもいいことがぐるぐる頭の中を回り続ける。

昨夜は、一人で寝れる夜だったのに、ぐるぐるしている間に明け方になり、ハム太の泣き声が今にも聞こえてくるのではないかとヒヤヒヤしているうちに本当に声が聞こえ、寝かしつけに行った。別に、近所迷惑を恐れてとかいうわけじゃない。ハム太の泣き声は大した泣き声じゃなくて、どっちかというと嘘泣きなのがありありわかるような棒読みの「エーーーン」なのに、なんだか最近、こうして呼ばれるんじゃないかっていうのが気にかかって深く眠れていないような気がする。外が明るくなってから自分のベッドに戻り、ほんの1時間ほど、やっと本当に眠った。でもちょっと嫌な夢を見た。

1歳の子どもがいて仕事をしている人もいっぱいいる。
わたしは余裕があるはずなのに、余計なストレスを作り出している気がする。
小人閑居して不善をなす、ということか。

今日は、夫のために写真のプリントが出来上がるのを待っていて、街行く人たちを眺めながら、わたしの人生って大したことないよなあ、でもそれを言うなら、ここにいるほとんどの人たちの人生も大したことないことになるなあ、と思った。別に本当に、そこらにいる人の人生が大したことないと決めつける訳ではない。そんなことは本人にしか(いや、本人にも)わからない。わたしにとって大した人生ってなんなのか、芸能人か、作家か、大学教授か、医者か。まあなんとなく「わたしはこういう仕事をしています」というところが大きいのだろう。働いているときも別にこれと言えるものでもなかったが、子育て中主婦の今、やはりそういう肩書きへの憧れが、強いのだと思う。でもこんなことを考えるのも、多分よく眠れていないから、それだけだ。

夕飯にカルボナーラを作った。このところ、夫がぼそぼそと食べたいと呟いていたから。
前回作ったとき、なんと玉子を入れ忘れた。
今日は忘れなかったのに、なぜかチーズの味ばかり強くなって、玉子の味がしなかった。
オーガニックの玉子だから???

夫はそれでも美味しいと言って食べたけど、わたしはあんまりカルボナーラは好きじゃない。
今まで一度も、美味しいカルボナーラというのを食べたことがない。
ファミレスみたいな、生クリームたっぷりの日本風のカルボナーラも好きではないが、本格を謳うイタリアンレストランのカルボナーラは、しょっぱくぼそぼそしていて、それはそれで、口に合わなかった。





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# by umitoramarine | 2017-12-18 23:08 | つぶやき | Comments(0)

モツ鍋

肌がピリッとするくらい風が冷たい日だった。自転車に乗って猫ボラに行った。
現場に着いてみたら、バタバタ走っている大人がたくさんいる。どうやら、「大人の鬼ごっこ」をしているらしい。
餌やりをしていたら、こちらの方までバタバタと走ってくるので、猫達が怯えて逃げてしまった。
やめてくれーと思ったが、こちらも文句を言える立場ではない。
その人達がいる限り出て来そうにないので、夕飯の買い物を先にしようと駅ビルのスーパーへ行った。

今日はモツ鍋にしようと決めていた。
先日、那須塩原のホテルのビュッフェで夫が塩モツ鍋を食べてとても気に入っていた。
わたしはレバー以外の臓物はあまり食べないので、勧められても味見もしなかったのだけど、週末の忘年会でモツ鍋が出たので食べてみたら、意外と美味しかったのだ。ただし、モツなんて料理したことがないし、近所のスーパーで見た覚えもない。帰りはモツ探し行脚になるかもしれないと、ちょっと覚悟していた。
駅ビルのスーパーは大きな肉売り場があって、対面カウンターもあったけれど、やはりモツは扱っていないということだった。
まだ時間がありそうなので、駅の反対側のスーパーへ行ってみる。あった。
豚のモツと、牛のモツと、その他よくわからないものが売ってたけど、先日食べたのに似ている牛もつを買ってみた。
グラム350円もする。モツって意外と高いのね。

1時間ほどして戻ったら、鬼ごっこは解散したらしく静かになっていてホッとした。
隠れていた猫達も待ちかねたように出て来てご飯を食べた。
最後のエリアでご飯をあげているとき、犬の散歩集団がやって来た。
7匹くらいの犬と、もっとたくさんの人間で一緒に散歩する人たちで、この時間帯はよく出くわす。
猫達と彼らの間に、さりげなく自転車で壁を作るけれど、当然、猫達は緊張する。
足早に通り過ぎてくれたら嬉しいのだけど「ダメよ〜脅かしちゃ」「あらまあ美味しそうね」「○○ちゃんのご飯はあとね〜」などと言って、犬達が色めき立つのを眺めている・・・。
お願いだから早く行って、動物好きならわかるでしょ!!! と心の中で叫ぶ。
いやでも、わからないだろうなぁ。わたしだって、猫ボラではなく犬ボラをしていて、散歩中に猫に会ったら同じようなことをしてしまうだろう。
そして、やっぱりわたしは文句を言える立場ではないので、グッと堪えて、にっこり笑って挨拶をした。
結局、1匹の猫(ノン)は最初から最後まで出て来ず、ご飯をあげられなかった。

モツ鍋は大好評だった。
冷凍してあった丸鶏で取ったスープに、塩と鶏がらスープの素、醤油と和出汁少々で味を整えた。
二人でキャベツ半玉、ニラ一把、豆腐一丁、もやし一袋とえのきを使い切った。〆にラーメン一袋。
でも、多くは夫が食べて、あとでお腹を壊した。
男性はお腹が弱いというけど、夫は本当にしょっちゅうお腹を壊す。
別に悪いものが入っていなくても、ちょっとお腹に合わないものを食べたらすぐにトイレに直行になる。
今日はきっと、単なる食べすぎか、モツが脂っこかったんだろう。
しかし、また近々作ろうという気が、なんだか失せた。







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# by umitoramarine | 2017-12-18 00:47 | つぶやき | Comments(0)

贈りもの

今日は、海外に住んでいる夫の家族へのクリスマスプレゼントを買いに出かけた。
本当は、昨日も息子の夜泣きでよく眠れず、頭痛がしていたから家に居たかったけど、息子と二人残るか、みんなで出かけるかの選択肢だったので出かけるほう楽かとそちらを選んだ。こういうとき、わたしならハム太を連れて2人で出かけちゃうけど、夫はハム太がぐずりだして買い物もままならなくなるのではないかと不安なようだ。まあ仕方ない。実際、わたしが抱っこすればすぐ泣き止むけど、夫じゃそうはいかないものね。
買い物の後、遅いランチを韓国料理屋さんで食べた。

疲れていると言ったら、夫が夕飯を作ってくれた。
○○の素、みたいなシーズニングを使ったのとインスタントスープだけど、何もしてくれないよりはありがたい。

夜、関西に住む友人から小包が届いた。
ハム太へのプレゼントと、わたしへのプレゼントと、お菓子がいっぱい!
今日は他に、黒坂麻衣さんからクリスマスカードや、歌壇の名前だけしか知らない方から歌集が送られてきた。
贈ったり贈られたり、年末感がある。

歌集をパラパラめくったら、季節の情景の間に、作者の旦那さんの病気、兄の死、ご自身の病気などの歌が歌われてあった。
短歌というのは短くて嘘が上手につけない。
たとえば、辛い経験を、小説なら他の誰かの人生に仕立てて書くことはできるけど、短歌はどうしても作者と作品の間のへその緒が短いように思う。もちろん、歌にさえできないことだってたくさんあるのだけれど、歌集を初めから終わりまで読んだら、顔も知らないこの方の人生が浮かび上がってくるのだろうなあ。そう思うと、読むのが楽しみになってきた。





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# by umitoramarine | 2017-12-16 23:06 | つぶやき | Comments(0)

果実の宝石

朝、宅配便で果物のゼリー菓子が届いた。プリンのようにカップに入ったものではなくて、フランスで言うならパート・ド・フリュイと呼ぶ、凝縮したゼリーを一口大に整えてグラニュー糖をまぶしたお菓子だ。

送り主は、数年前に亡くなった児童文学仲間Mさんの旦那様。Mさんが亡くなった後、Mさんの遺稿集を作ろうという話が持ち上がり、有志で協力して編纂した。時間がかかったが、今年になってようやくお届けできた。そのお礼にとゼリーを送って下さったのだ。

Mさんは突然亡くなった。まだたったの40代半ばだった。報せを受けたとき、信じられなくて何度もメールを読み返したのを覚えている。とても明るく、お茶目で優しい人で、あの人の不在と日々向き合う、残された旦那様と二人のお子さんのことを思うたび胸が痛い。

お菓子のお礼の手紙を書き始めたら、Mさんとの思い出がたくさん出てきてとりとめなくなり、途中でやめてしまった。これはご遺族に伝えたいことではなくて、Mさんに「こういうことあったよね」と言いたいことなのかもしれない。

送られてきたゼリー菓子は、Mさんが好きだったのだそうだ。箱を開けて、一粒一粒包装された綺麗な色のゼリーを見たら「ほら、果物の宝石!」と喜ぶMさんの顔が浮かんだ。これから、このお菓子を見るたびにMさんのことを思い出すのだろう。そして、遠くから、二人のお子さんが健やかに暮らしていけるように、いつも祈っている。







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# by umitoramarine | 2017-12-15 22:52 | つぶやき | Comments(0)