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アラフォーのわたしと夫と猫2匹の暮らしに、男児が一人加わりました(2016年11月)。おいしいもの、猫、本、アートと子育て日記。


by umi
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果実の宝石

朝、宅配便で果物のゼリー菓子が届いた。プリンのようにカップに入ったものではなくて、フランスで言うならパート・ド・フリュイと呼ぶ、凝縮したゼリーを一口大に整えてグラニュー糖をまぶしたお菓子だ。

送り主は、数年前に亡くなった児童文学仲間Mさんの旦那様。Mさんが亡くなった後、Mさんの遺稿集を作ろうという話が持ち上がり、有志で協力して編纂した。時間がかかったが、今年になってようやくお届けできた。そのお礼にとゼリーを送って下さったのだ。

Mさんは突然亡くなった。まだたったの40代半ばだった。報せを受けたとき、信じられなくて何度もメールを読み返したのを覚えている。とても明るく、お茶目で優しい人で、あの人の不在と日々向き合う、残された旦那様と二人のお子さんのことを思うたび胸が痛い。

お菓子のお礼の手紙を書き始めたら、Mさんとの思い出がたくさん出てきてとりとめなくなり、途中でやめてしまった。これはご遺族に伝えたいことではなくて、Mさんに「こういうことあったよね」と言いたいことなのかもしれない。

送られてきたゼリー菓子は、Mさんが好きだったのだそうだ。箱を開けて、一粒一粒包装された綺麗な色のゼリーを見たら「ほら、果物の宝石!」と喜ぶMさんの顔が浮かんだ。これから、このお菓子を見るたびにMさんのことを思い出すのだろう。そして、遠くから、二人のお子さんが健やかに暮らしていけるように、いつも祈っている。







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by umitoramarine | 2017-12-15 22:52 | つぶやき | Comments(0)