人気ブログランキング | 話題のタグを見る

老猫のオムツ問題

ここ数年、面白いなと思っているのが、夏がどんなに暑くてもカレンダーが9月に変わった途端にきちんと秋になること。今年の夏は本当に、酷暑といえる暑さだったのに、ここ数日なんて肌寒いほど。本当に不思議です。
いつも散歩している植物園にも、キノコがたくさん出ていたよ。

老猫のオムツ問題_f0370142_23181992.jpeg

さて、今日は、猫のオムツの話を書こうと思います。きっと誰かの役に立つと思うから。
下のお世話の話なので、ご興味ある人だけ読んでくださいませ。

老猫ホームのパリちゃんは、歳なりに元気にしています。
でも、倒れて以来、自分でトイレに行くことは出来なくなってしまいました。
それで、オムツをしてもらうことになったんだけど、うちに来る前からパリちゃんはずっとお腹がゆるく、オムツをしていても尻尾の穴からそれが100%の確率で漏れてしまうのが悩みのタネでした。

オムツも結構お金がかかるので、いっそするのをやめようかとも思いましたが、一応尿は堰き止めてくれるので、その分だけでも掃除の負担を軽くしたくて続けてました。それでも、1日に何度も何度も粗相の掃除。息子の世話の合間を縫って、休む間も無く掃除をしていて、心が折れそうでした。

ちなみに、オムツは犬猫用のもので、いろんなメーカーやサイズを変えて3種類試したのですが、全部ダメでした。よく、犬猫用は高いので人間用のを使うという話は聞くのですが、足回りがフィットしないのではないかと思ったし、時間がないので「尻尾の穴を開ける」という一手間さえ省きたくて、犬猫用のを使ってました。あと、人間用のオムツって一袋に90枚とか入ってるので、ダメだったときに残っても困る・・・と思ったのもあります。

しかし、犬猫用の高いのは1枚100円ほど(一番安いのは1枚あたり35円くらいでした)。それも1日になんども取り替えるから本当に高くて・・・人間の新生児のオムツだと、1枚あたり10円ちょっとなので、比べるとだいぶ安いのです(それでも、息子のオムツを買ってた頃は、オムツって高いな〜と思ってたんですが)。

それで、コスト面を考えて、試しに新生児用のオムツを使ってみたら・・・・
これが、よかった。尻尾穴の一手間はありますが、しかし、全く漏れることがなくなった!
だから、尻尾穴の一手間を差し引いても、すっごく楽になったんです。なんでもっと早く使わなかったんだろう。

犬猫用だと最長6時間ですが、新生児用は最長12時間。使われている吸水ポリマーの量が全然違います。
それから、写真左が犬猫用なのですが、犬猫用はテープをつけられる場所が限られていて微調整が効かないんですが、人間用のはテープがどこにでもつくので、結局、足回りもこっちの方がフィットしやすいのです。
これで犬猫用が約10倍もするなんて・・・。


老猫のオムツ問題_f0370142_23184436.jpeg

使い方は、新生児用のオムツのお腹側を猫の背中側として使います。
写真右はパンパースの新生児用テープタイプです。
「前」と書いてあるお腹側の、絵柄の真ん中に尻尾穴を開けます。

この部分はポリマーが入っていて切りにくいので、カッターでやるよりハサミでやった方が楽です。
切りたい部分をちょっと山折にして、1〜1.5センチの切り込みを入れます(広げると2〜3センチになるよう)。


老猫のオムツ問題_f0370142_23190975.jpeg

その切り込みにハサミを入れて、今度は左右に切り込みを入れます。
逆T字みたいな感じ。クロスになってもいいと思いますが。


老猫のオムツ問題_f0370142_23192808.jpeg

ここに尻尾を通して、背中側でテープを止めます。
テープは足回りを見ながら、斜めに引っ張って✖️になるように止めると良いです。
(その子の体型にもよりますが)

そうそう、犬猫用のオムツを使っていたとき、オムツを変えるときに尻尾が汚れてしまうのも悩みの種だったの。弱ってるからそうそう洗うわけにもいかないし・・・。
でもなぜか、新生児用のオムツにしてから、こんな細い穴なのに尻尾が汚れにくくなりました。
多分、吸水ポリマーがしっかり吸収してくれてるからかな。

せっかく犬猫オムツを開発してくれているメーカーさんには悪いですが、コスト面でも使い勝手でも、新生児用オムツが圧勝です。

介護って毎日のことで、本当に疲弊してきますから、オムツの使い勝手一つでかなり変わるのです。
これまで、毎朝、パリの部屋のドアを開けるのが恐怖だったけど、今は割と安心して開けられます。

この記事が、同じようにオムツ問題で悩んでいる誰かの役に立ちますように・・・。

名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by umitoramarine | 2018-09-14 23:59 | ねこばなし | Comments(0)

アラフォーのわたしと夫と猫2匹の暮らしに、男児が一人加わりました(2016年11月)。おいしいもの、猫、本、アートと子育て日記。


by umi