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GW始まりました。

さて、10連休のGWが始まりました。
主婦のわたしには、働いていた頃ほどの関係のなさそうなお休みですが、今回は去年や一昨年よりもちょっと意味のあるお休みです。と言うのは、GWの1週間前から、ハム太の保育園通いが始まったからなのです。

ハム太が保育園に通ってもわたしは今のところ主婦のままなのですが、朝寝坊できない緊張感は出て来ました(笑)。それから、まだまだ泣かずにバイバイなんてできないハム太さん、送るこちらもドキドキしちゃって・・・初日なんて、ハム太の号泣を見てつい涙ぐんでしまったほど。そういうキャラだったなんて、自分でも知らなかったよ・・・と。子育てって新たな自分の発見でもあるのだなぁと思ったり。まあ、親が心配するほどでもなく、ハム太はわたしの姿が無ければないで泣き止んで彼なりに過ごしているみたいなのですが、流石に1週間の終わりには疲れが見えて来たので、ここでGWが挟まるのは良いタイミングだったなぁと思っているわけなのです。

もっと小さい頃から保育園へ行く子はいっぱいいるし、教育が受けられるのはありがたいことだけれど、ハム太の「週休2日制」の人生が始まって、きっとこれから長いこと続くのだなぁと思うと、やるせない気持ちになります。誰でも一度は考えると思うんですが、子どもの頃、「どうして学校に行かなきゃいけないんだろう」って考えたことがあって。生まれてみたら既にそこにルールがあって、でもそれは、自分と同じ「ただの人」が作ったルールで、それなのにわたしはノーを言う権利がなくてその通りに生きていかなくてはならないなんて変だな、と考えたら、何かを思い出しそうなすごく不思議な気持ちになったんです。でも、「何か」を掴むことなく、わたしはそのまま世界のルールに迎合して生きて来たんですが、それが、今、ハム太に起こっているのだと思うとね・・・教育も、仕事があることも、恵まれていることだと思うけど、週休2日制で生きているのって「そうするしかない」とか「やらされている」感があって、週に5日くらいイヤダイヤダって思っちゃいますよね。それが残念。

閑話休題、GW1日目に、以前にブログのお友達のpapricaさんから教えていただいて好きになった、柳本史さんの展示を観に行って来ました。展示自体は10日前から始まっていて、やっと行けたの、最終日の終わる1時間前くらいに。
「東京アートアンティーク」というイベントの展示の一つだったようで、いつもは骨董などを扱っている小さなギャラリーでの展示でした。素敵な作品がたくさんあったけど、恐れ多くて写真は撮れなかったわ・・・(下の写真は、ギャラリーの飾窓を外から撮ったもの)。
そして、中に、柳本史さんご本人がいらしたのだけど、話しかけてみたい気持ちはあったものの、シャイなので(?)できませんでした。上品な感じの素敵な女性でした。


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そして、せっかく東京駅まで来たので、帰りに東京ステーションギャラリーに寄って、「ルート・ブリュック展」をはしごして来ました。ルート・ブリュックは、フィンランドのセラミックアーティスト。この人の存在は、展示のためのチラシで初めて知ったのですが、チラシに使われていたライオンの作品がとても美しかったので楽しみにしていたのです。


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行ってみたら、予想以上に見応えがあって面白い展示でしたよ。
展示の最初のintroductionに、「フィンランドの美術史研究では最近になってやっと、美術と工芸、アートとデザインを区別しないという考えが認められるようになった」という意味のことが書いてあったのですが・・・(文言は正確ではありません)、日本ではまだまだ、そこは区別されているように思います。多くの場合、アートは工芸やデザインと一線を画する、と思われているようです。

しかし、ルート・ブリュックの作品を年代を追って見て行くと、初めの頃の作品は「工芸」っぽく・・・途中、デザインっぽさを経て、最後の方は「現代アート」にたどり着く、という感じで変遷して行くのです。うーん、面白い!

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作品はどの時代のものもそれぞれに美しいけれど、一人の作家がこんなにも変わっていけるということに感動した展示でした。




Commented by papricagigi at 2019-05-01 02:46
わぁ♪ 柳本さんの作品展、行ってこられたんだねー。実はそのお知らせをちょっと遅れて見たときに、umiさん、行かれたのかなーって思ってたんだよ。私もいつか作品を生で見てみたいな。御本人にもお会いしたなぁ。
ハム太くんにとっては大きな一歩、だよね。いきなり週に5日もお母さんから離れたところに送られて、頭で理解することもできず。。。そりゃ疲れたでしょう。10連休、ゆっくりと過ごしてね~。

それから、ルート・ブリュックさんって初めて聞くアーティストだけれど、それぞれの時期の作品をバラバラにみたら、同じ人の作品だなんてわからないね!時の経過の中で感じるものや感じ方、表現方法が変わっていく様子がとても興味深いね。
Commented by YUE at 2019-05-02 12:03 x
おぉ・・・いよいよハムちゃん、保育園デビューですか。
いろいろ考えはあるけど、自分では経験できないことも広い世界の決められた中だとしてもいろいろなこと、体験できるからね。
ハムちゃんのこれから広がる世界、どんなだろうね。楽しみ~。

素敵な展覧会・・・。
しみじみ・・・素敵だわ・・・。
ちょっと可愛いし。
Commented by umitoramarine at 2019-05-03 22:13
*papricaさん

最終日滑り込みでやっと行けましたー!
そうそう、「papricaさんだったらきっと話しかけてるだろうなー」とギャラリーで思ったよー。でもとても小さなギャラリーで、小さな声で話しても全員に聞こえるような距離だったし、お話ししてみたい!と思ったけど、具体的になんて言ったらいいのか思いつかず、あきらめてしまいました。。。

ルート・ブリュックさんは、わたしも全然知らなかったんだけど、フィンランドのどこかの市庁舎には、この方の後期の作品みたいな、細かいタイルで作られた巨大な壁があるんだって。ここ数年、気軽にギャラリーなども観に行くようになって思うけど、世の中に本当にたくさんのアーティストがいるんだね。そのうち有名になれるのはほんのひとつまみだけど、みんながどこかでコツコツと自分の表現と向き合って
磨き続けてるんだなぁと思うと、わたしもがんばろうと思うの(アーティストじゃないけど。。。)。
Commented by umitoramarine at 2019-05-03 22:19
*YUEさん

そうなの、ついに保育園です〜。
ハム太がもっと小さい頃は、正直にいうと、自分の時間が欲しいから早く保育園にでも入って欲しいと思ってて、今も自分の時間が増えることは嬉しいんだけど、それとは別に寂しさやら心配やらの感情が増えているのには自分でもびっくりです。でも、わたしが一緒にいると、どうしても先に先に手を出してしまったりするところもあるので、離れた方がいいとも言われていて、自分でもそう思います。ハム太にお友達ができるといいなぁ〜。

ルート・ブリュックさんの展示、素敵でした。ライオンさん、可愛いですよね? これがポスターになっていたので、これを見て展示を見に行こうと決めたんです。確か、ライオンの皮を被ったロバっていうタイトルで、よく見たら中にロバがいるんですよ。
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by umitoramarine | 2019-04-29 00:25 | アート | Comments(4)

アラフォーのわたしと夫と猫2匹の暮らしに、男児が一人加わりました(2016年11月)。おいしいもの、猫、本、アートと子育て日記。


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